我が家の冬の大黒柱「TOYOTOMI/トヨトミ 自然通気型開放式石油ストーブ KS-67H」。
灯油を燃料として中心部分で火が燃える昔ながらのストーブは、対流型とも呼ばれ、その名の通り、上昇気流による空気の対流を発生させる効果が高く、部屋全体をじんわりぬくぬくさせてくれる。
“じんわりぬくぬく”のもう一つの理由が、輻射熱により床、壁面、家具、躯体そのものが暖まり熱を放出してくれるので自然な暖かさになっているということ。もちろん体の芯も。
さらに、灯油が燃えるとほぼ同じ量の水分が水蒸気として空気中に撒かれるそうで、冬の乾燥に対しても加湿器いらずで絶妙な湿度を保ってくれている。
リビング、キッチンはもちろん、暖かい空気がリビング内階段を昇って2階の寝室、子供部屋、さらには室内物干しスペースまで、対流型の利点を生かしに生かしこれ一台で我が家の暖房を一手に引き受けてくれているので、その能力は家庭用暖房器具の中でもトップクラスに高いだろう。
そして、灯油の消費量もトップクラス。
食いしん坊なのに胃袋がそこまで大きくないので、すぐにお腹が空く。真冬のフル稼働期は1日に1回は給油しなければならない手間のかかる奴だ。
それでも、小窓からちょこっと覗かせる揺らめく炎と、静かに静かに暖かさを運んでくれる健気さに、僕は今日も虜になっている。